ヤクルトは29日、都内の球団事務所で今年3度目のスカウト会議を行った。ドラフト候補80人強のリストアップと、調査の進捗(しんちょく)状況を確認した。

全体指名は、育成選手を含めて例年よりも多くなる見込み。上位指名候補も絞り込まれており、左腕の早大・早川隆久投手(4年=木更津総合)右腕のトヨタ自動車・栗林良吏投手(24=名城大)らが入っている。即戦力投手の獲得がポイントで、今年のドラフト対象となるBC・埼玉の田沢純一投手(34)も大枠の候補リスト入りしている模様。ドラフト直前に3日連続で会議を行い、最終的に高津監督も交えて絞り込む。小川淳司GM(63)は「今年はどう考えても即戦力の投手(の指名)は明確になっている。その候補をさらに絞っていく」とした。