救世主になる。ロッテの新外国人左腕チェン・ウェイン投手(35)が、13日からの楽天3連戦(ZOZOマリン)で初先発する可能性が5日、高まった。

チェンは台湾で中6日で試合に登板し、調整を続けてきた。直近の登板は9月中旬。4日の入団会見では「先発調整に関しては問題ないです」と話した。まずは2軍で投げる。井口資仁監督(45)は「1度浦和で放ってから」と話しており、7日または8日の2軍DeNA戦(ロッテ浦和)に先発する見込みだ。

井口監督も映像は確認してきた。「本当に切れのいい球を放っていますので、あとはゲーム感覚やサインプレーを来週1週間で仕上げれば、かなり戦力になると思います」と期待する。「(2軍で投げて)状態を見てからですけれど、次の週からというのは考えています」と中6日での1軍先発を見越している。

開幕から木曜日の先発を務めてきた岩下が、新型コロナウイルス感染で戦線離脱。その穴を埋める15日の楽天戦でのデビューが有力とみられる。「最大限の力を発揮して、チームに貢献できるようにやっていきます」と意気込む。最大の危機に、チームを助ける。【金子真仁】