阪神がチーム一丸で接戦を制し、2年ぶりの開幕戦白星をつかんだ。16年ぶりのリーグ優勝へ向けて上々の出だしとなった。
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◆阪神矢野燿大監督語録
-白星発進
矢野監督 めちゃくちゃうれしいです。本当にどうなるか分からないゲーム。こういうゲームを取っていくことで、強くなっていけるし、こういうゲームを取らないと上にいけない。本当にみんな前のめりで、チーム一丸でやれた。その中で勝ち切れたというのはすごくうれしいです。
-価値ある勝利
矢野監督 どこもいいスタートを切りたいし、いいゲームだったけれど負けた、というよりはね。今の僕らに大事なのはこういう競ったゲームを勝っていくというところ。開幕でどうしても勝ちたい、緊張感もある、硬くなるというところで勝てたというのは単なる1勝ではない。
-サンズは頼りになる
矢野監督 本当にね。2アウトからね。決勝のホームランも見事やった。今日は打つ方ではやってくれたんでね。明日ももちろん打ってほしい。
-先発藤浪は粘りの投球
矢野監督 晋太郎自身泥臭く、なんでもいいから勝ちたいと言っている記事をちょっと見たんですけど、ほんとそんな投球。苦しい場面が何回もありましたけど、その中でも同点で(粘って)。もちろん、あのまま勝ちがつけば良かったんですけど、でもその言葉通りというか。どんな形であれ、つないでいくっていう気持ちで投げてくれた。ほんとに開幕を告げたときからすごく緊張していたんでね。開幕戦、その粘りっていうのはしっかり見せてくれたと思う。次からは落ち着いていけると思います。
-佐藤輝が初打席初打点
矢野監督 あいつのいいところはホントに落ち着いているというか、いつもあんまり緊張している感じがしない。プロでは大事な強さだと思う。犠牲フライになりましたけど、落ち着いて打席に入っていましたんで、テルもまた明日から落ち着いてやっていけるようになると思う。
-佐藤輝が打席に立つと盛り上がる
矢野監督 プロの選手で見たいって思われるのはすごく大事なこと。そういうものを持った選手。毎日毎日もちろん佐藤輝だけでなく、他の選手ももっともっと魅力が出てきてくれたら、もっとそう思ってもらえる。テルはテルで頑張ってもらって、他の選手も頑張ってもらいたいと思います。
-投手をつぎ込む総力戦になった。9回打ち切りが影響した
矢野監督 もちろんそれもありますし、あとはチーム力も上がっているんで、あとからいく選手もそんなに遜色ない。大きく戦力が下がることなく代えられるんでね。そういう意味では思い切って代えていけるっていうのは今のチーム力。9回打ち切りってことと今のチーム力全体が上がっているということと両方あります。
-明日以降の戦いは
矢野監督 僕自身も本当にドキドキして緊張してなんか落ち着かない試合でしたけど、みんなでつないでみんなで勝ってくれた。明日からもうちょっと腰据えて、思い切ってまた僕たちの野球をやっていけると思うので、楽しみにしています。