ロッテが西武平良を相手に同点に追いつき、カード負け越しを免れた。

2-3の8回、西武の4番手十亀からマーティンが二塁打で出塁し、その後2死一、三塁に。そこでマウンドに上がった平良に対して、安田がフルカウントから2球ファウルで粘って満塁に。7番藤岡もストレートの四球を選び、同点に追いついた。井口監督は「その前の十亀で何とか取りたかったのはありますけど、それでも粘って取れたのは大きかったと思います」と粘りを評価した。

なおも2死満塁の勝ち越し機に代打菅野を送るも、一邪飛で同点止まり。失点記録は十亀に付き、平良は34試合連続無失点のリーグ記録を作ったものの、チームとしては今季初めて平良が登板時に得点した。「スピードボールの投手なんで、とにかくそのスピードに負けないようにということじゃないですかね」と井口監督。交流戦も含め、相手の好リリーフから得点するケースが増え始めている。【金子真仁】