首位阪神が痛恨の逆転負けでDeNAに2連敗を喫した。これで18日に8ゲーム差をつけていた巨人に3・5ゲーム差まで迫られた。

2回に8番梅野隆太郎捕手(30)が先制打を放ち、幸先よく1点をリードした。先発のドラフト2位伊藤将司投手(25)はピンチを背負いながらも粘り、6回途中を6安打3四球で無失点。だが、終盤に落とし穴が待っていた。

1点リードの7回1死二塁、3番手の及川雅貴投手(20)が1番桑原にバックスクリーンまで逆転2ランを運ばれる。8回には遊撃のドラフト6位中野拓夢内野手(24)が先頭5番宮崎の遊ゴロをファンブル。両リーグワースト50個目の失策がきっかけとなり、1点を追加された。

打線は2点を追う8回に1死一、三塁の好機を手に入れたが、1番近本光司外野手(26)が二ゴロ併殺打に倒れて万事休す。

前日25日は7安打で完封負け。この日は5安打1得点。首位快走を支えてきた強力打線が勢いを失っている。

▽阪神北川打撃コーチ (打線に)積極性がないわけではない。結果が出る出ないの問題なので、落ち込むことなく打席では常にしっかり攻めにいくことを今後もやらせたい。(佐藤輝は)今はちょっと我慢の時期だと思うので、我慢の中で積極性だけは失わないように。攻めていく気持ちだけは持たせていきます。