先発の楽天早川隆久投手(23)が自己ワーストの10安打を打たれ6回3失点で4敗目を喫した。6月30日以来、約2カ月ぶりの1軍公式戦登板だった。

いきなり、侍たちに捉えられた。1回2死から東京五輪侍ジャパンの柳田に遊撃内野安打、同じく同侍ジャパンの栗原にカーブを捉えられ、右翼線へ先制適時二塁打を浴びた。続く元キューバ代表のデスパイネにも適時打を許すと、2回2死一、三塁の場面では柳田に再びカーブで一、二塁間を破られ、追加点を与えた。

3回以降は要所を締めた。4回に1死一、二塁、6回には1死二、三塁のピンチを招くも、得点は許さず。中断期間中に磨いたカーブも有効活用し、クオリティースタート(6回以上、自責3以下)を達成した。

それでも「変化球が高く苦しみました。初回と2回の3失点ですね。野手のリズムを作れませんでしたし、相手ピッチャーを楽に投げさせる要因になってしまいました」と反省。約2カ月ぶりの登板には「もう少し心に余裕があればよかった」と振り返り「相手があれだけいいピッチングをする千賀さんだったので、意地でもこれ以上点を取られないようにと思って投げました。結果としては6回3失点ですけど、内容としては初回の失点が相手を楽にさせたと思いますし、苦しい展開にしてしまいました」と悔しそうだった。

1年目の今季は開幕ローテーション入りし、すでに7勝をマーク。6月下旬に登録を抹消されたが、この日までに3度の登板を経て、1軍マウンドに帰ってきた。

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