阪神2軍が7月28日のソフトバンク戦以来、久々に敗れ、引き分け1をはさむ連勝は「18」でストップした。

平田勝男2軍監督(62)は「みんな集中力をもってやってくれた。明日切り替えてやるだけ」と前を向いた。2軍調整中の佐藤輝明内野手(22)は4打数無安打3三振に倒れたが指揮官は「三振することをどう思うとかじゃないし、そのために今ファームでやってるんだから」と悔しい気持ちを糧にレベルアップすることを期待した。

平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 ◇    ◇   

-18連勝でストップ

最後まで粘ってあと一押しというところまでいって、ゲーム的にもみんな集中力もってやってくれていたので、明日切り替えてやるっていうことだけ。

-ソフトバンクに首位を譲った

結果的にはそうだけど、これで選手たちもまた奮起、明日のゲームもまた楽しみ。(ソフトバンクの先発は)杉山だしな、球の速いピッチャーだし、明日またそういうバッティングしてくれるから。そういった意味では全然。たまたま今日負けた。

-先発の二保が4回4失点

間も空いたしね。立ち上がり、4番のバッターもちょっと分からない、手探りなところもあったので、1発のあとはよく粘ってたけどね。しょうがない。

-次回登板も先発

そうじゃない?

-間を空ける

間も何もおらんやんピッチャー。次の(21日からの)由宇で投げなきゃいけないんじゃない。

-打線はチャンスを生かしきれなかった

(佐藤)輝もまだまだ調子上げていってくれれば良いし、陽川がちょっと当たってきたかな。

-陽川のバッティングは投手によって狙いが違った

たまたま。ただ、コースに逆らわずにストレートに力負けしないバッティングをしていたので、その辺は調子上がってくればいいかなという感じだよね。

-佐藤輝は3三振だったが

別にいいんじゃないの。三振することをどう思うとかじゃないし、そのために今ファームでやってるんだから。それはもう、また練習するなり、10日間どっちにしても上がれないんだから。今いろんなところを、足の上げ方とかバットの位置とかやってるんだから。そこは全然、気にもしてない。

-負傷交代の北條がベンチにかえったときは

そんなきつい感じじゃなかった。でも前にやってて北條が我慢強い、痛みに強い子だから、やっぱり交代しなきゃいけないということは痛くないわけない。

-16日は藤浪が先発

これまた晋太郎(藤浪)がファームで杉山と投げ合いで。どうかというところでは、ひじょうにまた楽しみになってくるね。

-1軍も首位攻防戦

きのうの9回の同点のマルテのホームランなんてさ、やっぱりああいうところで1位にいるチームだなと思うよ。それまで拙攻が続いていたとは言いながらも、あそこでホームランが出るというのは4番としての最後の、あれは見事だな。やっぱり見てて粘りというのは感じるもんね。

-首位攻防戦という意味では共通するが

一緒にしちゃいかんよ。1軍のあれとはレベルが違うんだから。そこはまあ緊張感があるのはいい。ただ「首位攻防戦」の意味合いが違うからね。みんな気を抜くことなくしっかり守って、ただ結果が負けたというだけで。そこは明日どう晋太郎がピッチングしてくれるか。また明日の切り替え。杉山をどうやって打つか。明日、輝がバーンて打つかもしれん。