楽天則本昂大投手(30)の3年ぶりの2ケタ勝利はおあずけとなった。

通算20勝10敗と好相性のオリックス戦。前週の日本ハム戦では完封勝利を挙げるなど、いい流れできていたが、2回以降は常に走者を背負った。だが4回に味方の失策絡みで1点を奪われた以外は、粘って6回を5安打3四球1失点(自責ゼロ)。勝敗は付かず「テンポも悪かったし、何もよくありませんでした」と反省の言葉が出た。

球数は107球を要した。石井GM兼監督は「苦しい投球が続く中、6回まで最少失点で持ってきてくれた。辛抱強く低く集めて打ち気をそらすとか、工夫をしたからこそ球数を使ったのかなと思います。結果として1失点で抑えてくれたのは、チームにとってはしっかりファイティングポーズが取れた」とねぎらった。