巨人原辰徳監督(63)が、先発高橋の“カウント負け”を指摘した。1回は3者凡退も2回に先頭村上の四球を含む2四球で失点。続く3回にも塩見を四球で歩かせ、リズムに乗れなかった。同点の4回に無死一塁からサンタナに2ランを浴び、4回5安打3失点でKOされた。ボール先行の投球内容に指揮官は「見ていて苦しいわな。本人は苦しいかどうかは知らないけど。でも、やっぱりカウント負けしている。全てね」と振り返った。

5回から2番手で登板した田中豊は山田に初球148キロ直球を被弾。14日DeNA戦でも先発山口の危険球退場を受け、緊急登板したが、初球を牧に2ランされ、2試合連続での初球被弾となった。投打ともに勢いに乗り切れないチーム状況が続く。原監督「常に越えたものなんて、みんなないんだから。いつでもやっぱり挑戦しなきゃ。どんな選手であってもね」としつつ「今日は、なかなかかみ合っていないっていうところで、みんなでやっぱりかみ合うような形にしないとね」と先の戦いを見据えた。