阪神のルーキー栄枝裕貴捕手(23)が初めて1軍昇格した。12日の巨人戦(東京ドーム)の試合前練習に合流し「一番はわくわくしている。この大事な時期に合流できて少しでも力になれればと思っている」とフレッシュに意気込みを語った。

立命大からドラフト4位で入団した栄枝は3月末に右肋骨(ろっこつ)を疲労骨折し、開幕に出遅れ、6月から実戦復帰。2軍戦では32試合でスタメンマスクをかぶり、3年ぶりのウエスタン・リーグ優勝、ファーム日本一へ大きく貢献した。平田2軍監督もリーグ優勝時に「(MVPは)キャッチャーの栄枝と長坂だ。このキャッチャー2人は非常に頑張ったと思うよ」と賛辞を送っていた。

「緊張は若干あるかもしれないですけど、思い切ったプレーを、ファームでやってきたことを出したいです」。今季は2軍戦47試合に出場し打率2割5分7厘だった。

なお熊谷敬宥内野手(25)が前日11日に出場選手登録を抹消されている。