阪神坂本誠志郎捕手(27)が、2試合連続スタメンで適時打&1号ソロの奮闘も、巨人と引き分けに終わった。首位ヤクルトは勝利したため、優勝マジックは1つ減り「8」となった。

先発の西勇輝投手(30)にアクシデントが起きた。2回1死二、三塁で松原の二ゴロの間に2点目を失った後、マウンドで右手を上げて自らベンチに下がった。そのまま矢野燿大監督(52)が交代を告げ、馬場、プロ初の中継ぎとなった伊藤将ら4人のリリーフで無失点でつないだ。

 

阪神矢野監督の一問一答は以下の通り

-負けなかったのはみんなの力か

「まあまあ、そうなんだけど、うちは勝たないと駄目な状況なんでね。その中でやれるのは引き分けしかなかったんで、よう踏ん張ってくれたかなと思うけど、その一方で勝たないと。両方あるけど」

-中継ぎの馬場、伊藤将が踏ん張った

「そうやね。(西)勇輝があんな形で降板になったんで。なかなかたくさん点取れるという状態じゃないんで。そういう中でピッチャーが踏ん張ってくれたから引き分けになったんでね。将司(伊藤)も中継ぎ初めてで難しいところもあったと思うけど、しっかり投げてくれた」

-西勇の状態は

「大きな、こう…。これから検査してみないと分からないけど、現状すごい大きなところはないと思っているんだけど、病院に行かないと分からない部分が多いんでね。肩、ひじ? ひじかな」

-捕手の坂本が打撃でも

「誠志郎が打つ方も守る方も頑張ってくれているというのはあるし。あいつが2打点か、そういうところではもちろん毎日、試合に出たいと誰でも思うわけやから、そういうところでもアピールしてくれたらこっちとしても使わざるを得ない結果を出してくれているんでね。いい働きしてくれたなと思います」

-2試合ベンチを外れた大山の状態はどうか

「うん、まあ。2日休んで明日やってまたというのも、どうかなというのは正直あるから。明日は打撃練習できるんじゃないかというところまでは、現状のイメージではそこまで来られてるかもしれないなというところで、スタメンは難しいなと思っているんだけど。ベンチに入ってできるのかというのは明日の状態見ないと」

-西勇、大山と、やりくりは苦しい

「これはもう今までみんな、ようやってきてくれたし、年間の中でそういうことが出てきている状態なんでね。それは誰か1人で埋められないし。逆に言うと、聖也(木浪)も出られるチャンスだし、そういうのを全員でカバーしたり、チームだけど、ライバルなんでね。そういうところも意識して、自分がどうやって出ていくかというのを考えてくれたらいいんじゃないかと思います」