ソフトバンク藤本博史監督(57)は5日、宮崎秋季キャンプの第1クール2日目を終え、取材に応じた。一問一答は以下の通り。

-今日は守備を中心に見ていた

藤本監督 小久保(2軍)監督と、みんな見るということで。昨日ぼくが(打撃練習の)メイン球場にいたので、今日は小久保監督にメインにおってもらって、ぼくが向こう(守備練習)に行くという形でした。

-コーチ陣を入れ替えながら

藤本監督 第2クールもとりあえずは(野手を)半分に分けるんだけど、チームバッティングも入れていきたいので。そこはシャッフルしていこうかなと考えています。

-ルーキー井上について

藤本監督 まだ1年目なんでね。今年は2軍でずっと使ったんですけど、1年目はまずバットを振ることが一番大事だから、そんなにまだ何も言ってないんですよ。タイミングと、試合の中で自分のスイングができるように。そこしか言ってないので。どんどんやることいっぱいあるんでね、この秋の中で、来年、こういう形できましたという心を見せてほしいですね。

-甲斐は右打ちを意識

藤本監督 面談のところで甲斐とは話をして、三振142個は多いよねと。本塁打2桁打ったのは立派やけど、差し引いたらマイナスじゃないかというところで。甲斐が8番、9番打つのか、2番を打つのかは分からないけど、打線というのは線なんでね。点になったら得点にならないと思うんですよね。もう少し右方向に打つとかね。ランナーいなかったらホームランを狙ってもいいけど、ランナーがいるところではチャンスを広げていくためには、つなぐ打撃も大事じゃないかというところを言ったら、本人は後半はちょっとセカンド方向に行ったらしいんですよね。感覚も、これだというのがあったらしいので。それを続けたら三振少なくなりますよ、という話はしました。その気になってやってくれているので、来年は楽しみですね。

-2番打者の可能性もある

藤本監督 ぼくはどっちかというと、左投手が先発で左が4人並ぶのはあまり考えてないんですよね。間に右が入ってもらいたいというのがある。例えば2番に右が入るとか、3番に右が入るとか、そういう形でヘッドコーチと話をしています。

-2番捕手もあり

藤本監督 状態が良かったら、ですね。ぼくはキャッチャーだから2番ダメだとか、1番ダメだとか、そういう固定観念は全くないので。状態いいものは、右だったら2番に入ってくれたらありがたいと思います。

-チーム打撃を入れる

藤本監督 2軍の時から、打線の線を作ってくれと言っていた。1軍でも見ていて思ったのは、チャンスで簡単に三振して帰ってくるとか、バットに当てたら点が取れるのにとか。そういうところも修正していきたいのはあるので、チームバッティングを入れてくれというのは打撃コーチにお願いしています。

-野村が特守

藤本監督 打撃はね、本当に勝負強いのでね。今年も2軍では一番成長したんじゃないかな。キャラも明るいし、明るいというか「いじられっ子」やからですね。打撃も守備も両方しなくちゃいけないんですけど、あの守備じゃ4割打っても1割5分くらい引かなくちゃいけないような守備なので。守備をまずは標準にしようということで、本多コーチにもお願いしている。明日はマンツーマンでぼくがノックを打ちます。どっちが倒れるか。俺が倒れるか。

-主将を置く考え

藤本監督 いろいろね、考えたら柳田が一番ベストじゃないかなと思う。柳田なら重荷にもならないし、明るい性格なんで。チームを明るくしてくれるんじゃないかなと思ってね。了解を得てます。最初は笑いながら「え~」って言うとったんやけど「頼むわ」って言ったら「分かりました」と言ってくれました。

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