阪神加治屋蓮投手(30)が30日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、500万円減の推定年俸1500万円でサインした。

ソフトバンクから加入1年目の今季は7試合登板で1勝2敗、防御率7・94。来季は「勝利の方程式」入りが目標となる。動作解析で球速面での伸びしろを発見したようで「近い数字でいえば155キロから(150キロ後半の)半ばぐらいまでは出していきたい」とイメージ。「50試合近いくらいの数字は投げていきたい。それだけの信頼感と実力をつけていきたい」と力を込めた。

この日はソフトバンク時代の先輩、デニス・サファテ投手(40)が今季限りでの現役引退を発表。自己最多の72試合登板を記録した18年の開幕前には「もっと自信を持っていけ。おまえの真っすぐ、ボールは絶対通用するから」と声をかけてもらったという。

「トレーニングとかに全く手を抜かない、欠かさない選手だった。理想とするベースボールプレーヤーの1人でした。すごくおとこ気がある選手。ファンの皆さんも監督、コーチ、選手も期待しているプレーヤーの1人に、自分もなりたい」と背中を追う。