ロッテ小沼健太投手(23)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸300万円でサインした。

BC・茨城から20年育成ドラフト2位で入団して1年目の今季は、イースタン・リーグでクローザーに抜てきされ、18セーブをマーク。リーグ最多セーブに輝いた。「春の教育リーグでも結構打たれて、全然できないんじゃないかと思ってはいたんですけど、そこから考えることを増やして戦った結果、セーブ王というタイトルにつながったと思うので、中身の濃い1年だったと思います」と振り返った。「このままだとすぐ終わってしまう」と危機感を覚え、1球1球をより大切にするようにした。

一方、防御率2・86ながら手痛い失点もあり、ファーム日本選手権の最終回もリードを守れず、阪神に逆転日本一を許した。「人生でああいう大舞台は初めてで、全国大会にも出たことがないので。でも、あそこで抑えないと、1軍であれ以上のプレッシャーがあると思うので、来季は1試合1試合そういう気持ちで投げていかないといけないなと思いました」と糧にした。2年目での支配下登録に向け、さらに力を蓄える。(金額は推定)