今季まで日本ハムでプレーした鶴岡慎也捕手(40)が、現役を引退する決意を固めたことが11日、分かった。今季終了後、日本ハムから来季のコーチ専任を打診されていたが、現役続行の道を模索するため、退団していた。8日に行われた12球団合同トライアウトには、参加しなかった。

捕手兼任コーチとして臨んだ3年目の今季は、若返りを狙うチーム方針もあって、1軍でわずか13試合の出場にとどまっていた。32歳だった13年オフに新たな環境を求め、故郷の鹿児島に近い福岡に本拠地を置くソフトバンクへFA移籍も、17年に再取得したFA権を行使して日本ハムに復帰。FA宣言して退団した選手が再びFAで古巣に戻る史上初のケースで、19年からは、1軍バッテリーコーチ兼任として、今季限りで退任した栗山監督を支えた。