「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で行われ、オリックス宮城大弥投手(20)がパ・リーグ新人王に選ばれた。

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広島栗林とともに壇上に上がると、サプライズで2人の恩師からビデオメッセージが贈られた。

宮城の恩師、興南(沖縄)の我喜屋優監督(71)は「ヒロヤ君、最優秀新人賞獲得おめでとう。テレビで見てる姿は、久々に『新人琉球王子』というイメージがあった。半面、ベテランらしく『琉球じじい』出現という人もいました」と高校時代から我喜屋監督が使ってきた表現で、若々しさと老かいさが同居する宮城の活躍をねぎらった。

「興南高校の先生、生徒、沖縄県民は勇気と元気をもらいました。ちょうど興南は60周年です。花を添えてもらいました。そして何より素晴らしかったのは君の謙虚なふるまい。そして監督・コーチからの信頼を勝ち取ったことです。今後とも仲間を信じ、ファンを大事にして成長し続ける選手になってほしい。応援しています」と続けた。

真顔で聞き入っていた宮城は「我喜屋監督、お忙しい中ビデオメッセージありがとうございました。一生懸命、県民を盛り上げられるように頑張っていきます」と語った。