東京6大学野球の東大は8日、文京区内のグラウンドで始動した。

近くの根津神社で必勝祈願をおこない、井出峻監督(77)は「地元の神社でお参りできるのはいいですね。まずはリーグ戦で初戦の慶大に勝ちたい。本当に強いチームですが、なんとか勝ちたい」と話した。

2勝した昨年と同様に、正月には武運をまつることで知られる鹿島神宮と香取神社も参拝。「去年も行って2つ勝てたので、今年も。お願いできる神社にはすべてお願いをしました」と笑顔で明かした。

今年のチームのテーマは、選手が話し合って「躍進」に決まった。今秋ドラフト候補の松岡泰希捕手(3年=東京都市大付)は「ここからだなと気が引き締まった。今年は最下位を脱出したい。そのためには2連勝が必要になる」と話した。

正月には家族で初詣を行い、おみくじは「初めて見た」という大吉だった。勝負の1年に向けて「(プロに)行けたらいいなと思いますけど、そんなに意識はしていない。まずは目の前の試合に勝ちたい」と意気込んでいた。