広島がスタッフミーティングを開き、春季キャンプの1、2軍のメンバーを振り分けた。ドラフト1位の黒原拓未投手(22=関学大)ら大学生、社会人出身の新人5選手が1軍メンバー入りしたほか、育成選手3人も1軍スタートとなった。

【一覧】広島春季キャンプメンバー発表 1軍に中崎、1位黒原、2位森ら

1軍キャンプに若手を多く同行させる中、佐々岡監督は3年ぶりの1軍スタートとなる中崎に大きな期待を寄せた。「中崎の復活は重要ポイントになる。実績のある選手に期待したいですし、力が必要になってくる。昨年の課題でもある栗林につなぐ勝ちのところをできる投手。経験している投手なので、そういうところを期待したいところではあります」。かつての守護神は度重なる負傷の影響もあり、昨年まで2年で計10試合登板も、昨年11月の紅白戦では150キロを計測。投球に力強さ、キレが戻ってきている。中継ぎ陣には若手が多いだけに、経験豊富な右腕を勝ちパターン確立へのキーマンに挙げた。

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スタッフミーティング前には松田球団オーナー、佐々岡監督、首脳陣ら38人が広島市内の護国神社で必勝祈願した。指揮官は絵馬に「結束」と記し、4年ぶりの優勝を祈願した。