球春到来-。プロ野球12球団のキャンプが今日1日から、宮崎、沖縄の両県でスタートする。ちまたの話題は日本ハムの新監督、新庄BIGBOSSの独占ムードだが、それだけじゃない。本紙12球団の担当記者が、独断と偏見で各キャンプの見どころを紹介した。こちらはセ・リーグ編。

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ヤクルト 奥川に注目。昨年は球数やブルペン入りの間隔などを小野寺2軍投手コーチと話し合って決定。じっくりと育てられたが、今季は独り立ち。100球以上の投げ込みや連日のブルペン入りなど、昨春は見られなかった調整も行うのか、チェックしていきたい。

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阪神 大山と佐藤輝の4番と三塁手争いが一番の注目だ。矢野監督は中堅手近本以外のレギュラーは白紙と考えており、梅野と坂本の正捕手争いなど激しいバトルが繰り広げられる。2年連続セーブ王でメジャー移籍したスアレスの穴を埋める新守護神の人選も重要。

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巨人 1軍メンバーがとにかく若い。平均年齢は20代前半。「新生ジャイアンツ」を担う、1軍経験の浅い新星候補が顔をそろえた。阿部、亀井両コーチら常勝時代の立役者が加わった1軍首脳陣の指導のもと、何人の若手が2次キャンプ地の沖縄上陸を果たせるか要チェックだ。

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広島 米大リーグへ移籍する鈴木誠の穴をどう埋めるか。実績ある長野や堂林に、昨季成長した宇草、さらに即戦力候補の新人2選手が加わる。注目は捕手登録の中村奨。左打者が多い中、貴重な右打者。定評のある打力とチーム随一の俊足で右翼争いに割って入る。

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中日 現役引退から13年ぶりにユニホームを着る立浪新監督のキャンプ初采配が注目される。北谷1軍キャンプにはビシエド、3年目の石川昂、ドラフト1位ブライト、同2位鵜飼と期待のパワーヒッターがズラリ。フリー打撃で柵越え数を数えてみるのも面白い。

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DeNA ブルペン投球非公開だったドラフト1位の小園が、ファンの前でベールを脱ぐ。98年に日本一を達成し、指導者で復帰する石井1軍野手総合コーチ、斎藤チーフ投手コーチ、鈴木打撃コーチ、「名伯楽」小谷コーチングアドバイザーの指導にも注目が集まる。

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