1位、1番、1球目…。今キャンプは阪神のチームスローガンにちなみ、「1」にこだわって奮闘する虎戦士たちを紹介します。

題して「本日のイチにカケル」。初日はコロナ感染から復帰即、宜野座のブルペンに一番乗りした西勇輝投手(31)です。

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西勇が“恩師”の矢野監督の退任意思表明を受け、決意を新たにした。18年オフにオリックスからFA宣言した時、獲得を熱望して直接出馬してくれた。入団後も「エース」と信頼を寄せてくれただけに、「奮い立つものがある」と今季にかける覚悟を明かした。

西勇 僕は矢野さんに引っ張ってもらった身なので、本当に寂しい。監督の意向をくみ取って、なんとかチームのために、まだ1位というものを取れていないので、暴れ回れるように。しっかり結果を出していきたいと思います。

恩返しへの意気込みは行動が物語っていた。まっさらな宜野座ブルペンに一番乗り。矢野監督が間近で見つめる中、初日から若手のように100球を投げ込んだ。新型コロナに感染しての復帰初日、汗を飛ばしながらの熱投だった。

「一番乗りと言っても年齢順なので。第1クールはこれくらい、第2クールはこれくらいと、もともと決めていた。100球放るのも普通のこと。オリックスのときも投げ込みするタイプだったし、初心に戻るじゃないけど、投げ込む体力とかもう1回作ってみようという感じです」

昨年のキャンプはぜんそくの症状が2度出て、23日に沖縄を離れた。調整不足も影響してか移籍後最少の6勝どまり。V争いの佳境で故障離脱するなど、終盤は戦力になれなかった。今年も1月のコロナ感染で出遅れ危機だったが、何とか初日に間に合った。昨季の悔しさもバネにするタテジマ4年目。“エース復権で、矢野監督の花道を飾る。【柏原誠】