阪神チーム最年長の糸井嘉男外野手(40)が、キャンプ初日から一塁に初挑戦し、定位置獲得への意気込みを示した。

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プロ18年で1度も守ったことのないポジション。だが準備していた鮮やかなスカイブルーと黒の新しいミットで軽快に動き回り、レギュラーを奪い返す覚悟を体現した。

午前中にメイングラウンドで行われた3カ所ノックでは遊撃、二塁の位置でミットをはめ、ゴロをさばいた。サブグラウンドでの特守では一塁に入り、大山らの送球を受け、ポロリとしながらも、一塁線の打球に必死でミットを出した。「ケツ割る。何より疲れた」。独特の表現で、充実の挑戦初日を振り返った。

昨季は移籍後最少の出場77試合。スタメンは15試合にとどまった。これまで1軍で守備に就いた1473試合で守ったのは外野だけ。だがゴールデングラブ賞7度の名手がマルテを筆頭に大山らも候補に挙がる一塁にも果敢に挑戦している。しかも41歳シーズンだ。現時点で一塁起用の可能性は低そうだが、矢野監督は「嘉男だって代打だけで終わる気持ちで沖縄に来ていないと思う。楽しみ」と意気込みを評価。その矢野監督の今季限りの退任に背番号7も表情を引き締めた。「さみしさもあり、正直、あまり聞きたくないというか、そういう気持ちでしたね。最高の胴上げを絶対する」。恩返しの大暴れを誓った。【石橋隆雄】