キャプテン復活だ! ソフトバンク柳田悠岐外野手(33)が8日、福岡・筑後市で行われているC組キャンプを“打ち上げ”た。

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10日の第3クール初日から宮崎のA組へ合流する。1月に新型コロナウイルス感染で出遅れたが「監督、コーチ、スタッフのおかげで順調にこられました」と、万全を強調した。

フリー打撃では、バックスクリーン右へ推定135メートル弾をかっ飛ばすなど61スイングで12本の柵越え。フェンス直撃の打球も多く、フルスイングで全開ぶりをアピール。ロングティーでも「うあぁ!」と絶叫しながらバットを振りまくった。ようやく南国行きの切符を手にしたが「『張り切りすぎず』が、テーマです。けがせず開幕に100%」と、冷静に「3・25」を見据えた。

自宅から通えるC組だからこその癒やしがあった。3日の節分に、自らが鬼となって子どもたちと豆まきを行った。毎年宮崎にいる柳田にとっては至福のひと時。自身のインスタグラムにも「鬼ギータ」に怖がる愛娘の写真をアップした。「節分は毎年キャンプでやれないので良かったです」。家族孝行も野球も全力で、新主将が1軍に復帰する。

藤本監督は「『打ちたい』と言ったら、DHを作って出せる」と、12日の紅白戦出場の可能性も示唆した。昨季は打率3割、155安打、28本塁打、80打点でチーム4冠の主砲。宮崎に主役が加わる。【只松憲】