鋼のメンタルを携えた新星が、開幕ローテーション入りへ名乗りを上げた。巨人ドラフト3位の赤星優志投手(22=日大)が27日、DeNAとのオープン戦でプロ初先発。キャンプ中に特訓を積んできた直伝“桑田カーブ”で投球の奥行きを出し、3回無失点3奪三振と好投した。抜群の勝負勘も武器にするルーキー右腕が、大混戦の先発ローテ争いで急浮上した。

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◆現状での巨人の先発ローテーション予想

球団史上最多の8度目の開幕投手が“決定”のエース菅野が絶対的な柱。ローテ経験も十分な山口とメルセデスが続く。4枚目以降の切符を昨季11勝の高橋と9勝の戸郷、今村といった実績組と、赤星、育成選手の堀田、山崎伊、大勢ら1軍マウンド未経験の若手が争う。直江や戸田らも、3月の実戦でのアピール次第ではここに加わるチャンスが出てくる。メジャー通算46勝で前ツインズのマット・シューメーカー投手(35)と同通算217試合登板で前マリナーズのマット・アンドリース投手(32)の新外国人コンビは、来日の時期次第では早い段階でローテーションの一角に加わってくる。