2月に行われた北京五輪のスピードスケートで4個のメダルを獲得し、この日紫綬褒章の受章が発表された高木美帆(27=日体大職)が、始球式に登場した。真っすぐに立って右腕をしならせるきれいな投球フォームだったが、投球はワンバウンド。「そんなにうまくいかないのかなというのは投げてみて感じた。もうちょっと格好良く投げられたらなと思いました」と悔しそうに振り返った。

北海道・幕別町出身で、平昌五輪があった18年など過去にも日本ハム戦での始球式経験はあるが、以前と違い、空席が目立ち、マスクをつける観客の姿に思うところもあった。「(マウンドに立って)うれしいというか、懐かしいなと思うのと同時に、コロナの影響を感じて、まだ通常に戻っていない、そういうさみしさも感じました」と感想を口にした。

地元の球団であることに加え、団体追い抜きでともに滑った佐藤綾乃(25)のいとこである佐藤龍生内野手(25)も所属しており「勝手に親近感を持ちながら応援してきた。一緒に北海道を盛り上げていけたら」と話し、この日はゆっくり会話ができなかったBIGBOSSについても「おもしろい方だと思う。次会う機会があったら、いろいろ聞いてみたい」と望んでいた。

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