虎の切り込み隊長が5月反攻の旗手になる。敵地で宿敵巨人をスイープし、6連勝と波に乗って本拠地に帰還。黄金週間の甲子園では超満員が予想され、阪神近本光司外野手(27)は「ここ数年はそういうことがなかった。満員の中で出来るのがプロ野球だと思うので、しっかりと味わいながら勝ちたい」と目を輝かせた。

「ミスターメイ」に期待せずにはいられない。昨季は5月に打率3割4分7厘、出塁率4割1分7厘と月間成績を急上昇させてトップバッターの役割を果たした。今季は打率2割4分6厘とまだまだ本調子ではないが、1日巨人戦で今季初の猛打賞を記録と月が変わって上昇気配が漂う。

キーマンを問われた井上ヘッドコーチは「看板的な大山、輝、あとそこで誰かってなったら近本の名前が出る」。さらに「極端にすってんてんで、全然打てませんってならない限りは外すことはない。俺らの思いは分かっていると思う。引っ張っていってほしい」と期待。ビッグウエーブをさらに大きくするには背番号5の活躍が必要不可欠だ。【桝井聡】

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