母への感謝を込めて、ピンクで大暴れだ。大手スポーツメーカーミズノが、ブランドアンバサダー契約を結ぶ12球団の選手に、母の日仕様のピンクバット、ピンクの打撃用手袋、ピンクのフィンガープロテクターを提供する。母の日となる5月8日は、公式戦開催6球場で「NPBマザーズデー2022」を開催。特別にピンク色の用具の使用が認められる。

阪神では佐藤輝明内野手(23)、大山悠輔内野手(27)、糸原健斗内野手(29)、高山俊外野手(29)の4選手が契約しており、母の日となる5月8日の中日戦(バンテリンドーム)でピンクバットを使用予定。打撃用手袋とフィンガープロテクターは用具提供を行っている選手にも提供され、球場がピンクに染まる予感だ。

同社の担当者は「佐藤選手とかは『母の日のピンク用具、何作るんですか?』って聞いてくれていた。去年のピンクのアームカバーは自分でやっていたんだと思う。今年も何か仕込んでいるかもしれないですね」とひそかに期待。バットについては「阪神なら佐藤選手だけ、ポッキーって言われるようなデザイン。握るところは塗装していません。本人の好みによるけど、塗装1枚ある、ないで握った感触が変わる。なるべくそこは普段使っているものに合わせています」と佐藤輝のこだわりについても説明した。

佐藤輝は、昨年の母の日だった5月9日DeNA戦(横浜)で、右腕にピンクのサポーター、左手にピンクのリストバンド、打撃手袋を使用。3打数無安打も、1点を追う5回、先頭で四球を選び、続くサンズの左中間への当たりで一塁から激走。最後はヘッドスライディングで間一髪、同点のホームインに成功した。今年は母へ、感謝を届けるアーチに期待がかかる。

なお、ピンク用具は一般発売もされる予定だ。