巨人が“自滅”で4連敗に沈んだ。広島に今季ワーストの12失点で大敗。被安打13に4失策が傷口を大きく広げた。

立ち上がり1回の守備で、1死二塁から西川の遊ゴロを広岡がファンブル。先発赤星も踏ん張りきれず、2死一、三塁から2者連続適時打などで一挙6点を失った。2回には赤星自身も投前の打球処理を焦り、無人の一塁へ悪送球(記録は安打と失策)。3回1/3を11安打12失点(自責3)と崩れ、2軍再調整から出直す。

やや逆風のチーム状況も若武者には未来への糧になる。原監督は「(赤星は)まだまだスタートしたばかりだから。温かい目で見守りながら、厳しく育てるということでしょうかね」と言った。坂本、菅野が離脱中と戦力のみならず精神的支柱の不在も痛い。「ちょっと今チームには逆風が吹いているけれども、逆風だってヨットは前に行くんだから。そういう状況にしないといけませんね」と指揮官。立ち止まる時間はない。

▽巨人赤星(3回1/3を投げ11安打12失点で2敗目)「先発として試合がつくれずチーム、中継ぎに迷惑をかけてしまい申し訳ないです」

▽巨人中山(プロ2年目で8回から二塁手で1軍初出場。9回には初打席も捕邪飛)「ようやくスタートラインに立てた。歓声が2軍では経験したことがないもので緊張した。まずは初ヒットを打てるように人一倍努力していきたい」

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