日本ハムの新外国人レナート・ヌニエス内野手(28)が、待望の来日1号を放った。

4点ビハインドの7回1死走者なし、4球目の117キロのカーブを引っ張り、左翼席中段に放り込んだ。初打点は開幕カードの3月27日ソフトバンク戦で記録していたが、悲願の初本塁打は出場29試合、88打席目で響かせた。

「センターから反対方向を狙っていた。うまくコンタクトできて、ああいう形でホームランになった。でも今日は勝ちにはつながっていないので、チームの勝ちにつながるようにこれからも頑張りたい」

地道に、日本野球に適応するため励んでいる。日米での攻められ方の違いには毎日、コーチと話しながら学んでいるという。「アメリカのピッチャーはオーソドックスなピッチャーが多くて、ワインドアップから普通に投げることが多い。日本だと、打者のタイミングを崩すような動きがすごく工夫されていて、なおかつ変化球を使うピッチャーが多い。そこのアジャストが一番難しいんじゃないかと思う」と分析する。「そこに対応できるようにこれからも頑張っていきたい」と前向きだ。

日本での生活にも順応しつつある。好物のラーメンはコロナ禍でも最大限に堪能するため、ウーバーイーツを利用。「あとはコロナで国境が閉まっているが、開いたら家族も連れてきて見せたい」と、ベネズエラに住む家族を招待する日を心待ちにしている。

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