中日が今季最多1試合4被本塁打を含む10失点で大敗した。初回1死一、二塁の先制機にビシエドが一飛。11打席無安打、得点圏打率1割7分6厘の主砲が沈黙を続けることに立浪和義監督(52)もため息をついた。試合後の指揮官の一問一答は以下の通り。

-初回のチャンスで打てなかった

「4番のところで1本出れば流れは変わっている。逆に牧には打たれている。ビシエドも誰が見てもあれだけ(体が)前に出たら打てない。そろそろスタイルを変えてくれないと。4番にはいいところが回ってくる。いろんな心配事はたくさんあるが、一番心配は開幕からそこ(ビシエド)。何回か話はしているが、それで打っているというあれ(自負)があるのか。前にいって前で捉えるスタイルは、スイングが速いときはできたんでしょうが。チャンスになれば相手は必ずインコース。意識させられたら低めも振る。ちょっといろいろ考えないといけない。本人が本気で取り組んでくれないと変わらない。長い目で見たらスタイルを変えていかないと。やっぱり(ボールを)呼び込むところがないと」

-打順を下げたり、スタメン変更は

「ちょっといろいろ考えます。明日、本人とも話をして。ちょっと前にも打てない時に『1カ月このスタイルでやってみよう』と言っていたが、1日、2日ですぐ自分のフォームに戻すんで。頭が痛いですわ」

-郡司、三ツ俣を先発起用

「三ツ俣もファームから来て、素晴らしい働きをしてくれた。郡司も球の待ち方とかもいい。いい選手を使っていかないといけない」

-石川昂の打順を下げた

「初回の絶好機を逃したくない。郡司はやっぱり打つ方は力がある。今日は6番に(石川昂を)下げた。(出している選手は)みんな2割3分とか4分ですよ(苦笑)」

-先発福谷は粘り切れなかった

「打者が打ちに来た勝負球が甘い。牧の本塁打も内角に構えているのに逆球で甘く入って打たれている。こういう(狭い)球場ではもっと制球を磨かないと」 -福の抹消は

「(中継ぎが)1人多かったし、(先発の)福谷を入れるというのもあった。(福の)昨日の打たれ方もね。あれだけ逆球ばっかりで球に力もない。もう1回、調整させる」

-岡田は抹消しなかったが、中継ぎなどに配置転換も

「配置転換はない。先発も来週は小笠原までは決まっているけど、水、木曜日が誰がいくかという話もあるし、これから考えます」

-根尾が2軍で本塁打も打っているが昇格は

「映像を見たりしている。打つ方は本当に良くなっている。やっぱりショートなので、守りがある程度、大丈夫になれば上げます」

-降格の京田も2軍戦に出るだろうが、遊撃は根尾でいくのか

「そうですね。根尾中心で最初は。今ずっと出しているので」

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