勝ち点2で並ぶ両校の一戦は、法大が逆転勝ちで先勝した。

雨が降り始めた1点を追う6回2死、主将の斎藤大輝内野手(4年=横浜)がスライダーを狙って打ち、左翼ポール際へ同点ソロを放って試合を振り出しに戻した。今春1号で、リーグ通算4号。打撃が復調した主将は「(試合前の)フリー打撃から自分のスイングができていた。変化球を狙って、一振りで決めることができてよかったです」と話した。

1-1で迎えた8回1死二塁、再び斎藤大がチェンジアップにうまく合わせて適時二塁打とし、勝ち越した。2打点と役割を果たし「(開幕直後は)ミスショットが多かったけど、それから自分の形になって甘い球をしとめられていることが、ヒットにつながっていると思う」と手応えをつかんだ。

先発のエース篠木健太郎(2年=木更津総合)は、気迫のこもった投球で6回1失点と試合をつくった。加藤重雄監督(66)は「絶好調ではない中でも、最少失点に抑えてくれた。強気の投球が、勝ちにつながった」と感謝していた。

 

▽塙雄裕投手(3年=常総学院) (2番手で今季3勝目)「毎回、試合が楽しい。自分の打たせて取る持ち味で守備からリズムに乗れたと思う。大事な場面は緊張もあるけど、いい感じで投げられている」