「2番右翼」でスタメン出場したヤクルト山崎晃大朗外野手(28)が、2安打1打点1犠打1盗塁と機能し、本拠地神宮で4月30日以来の白星を挙げた。

1回無死一塁、中日上田の5球目、真ん中高め140キロ直球を中堅左へはじき返した。ランエンドヒットとなり一塁走者の塩見が生還。「追い込まれていたので三振しないように最低限の仕事を心掛けました。良い結果になってくれて良かったです」と振り返った。

チームの得点は8日巨人戦(東京ドーム)の9回、自身が巨人守護神の大勢から放った決勝2点適時二塁打で奪って以来、19イニングぶり。山崎は「ジャイアンツ戦でのタイムリーだったり、今日のタイムリーはたまたまだと思っていて、つなぐ意識で『何とか後ろのバッターに』という気持ちが間を抜けてくれたりしている。いい形を作ることが僕の仕事だと思うので」とフォア・ザ・チームを強調した。

同学年で同じ外野手、普段から仲の良い塩見泰隆外野手(28)と1、2番を組んでチームの勝利に貢献。「2人でチャンスメーク、得点につなぐことができてよかったと思います」と喜んだ。

チームの連敗も2でストップ。高津監督も「つなぐことも出来ますし、正直よくバットも振れているので2番に入れました。今日は動かしていこうと思っていたので、彼がそこ(2番)にいることが、そういう状況を作りやすくなっている」と高く評価した。【鈴木正章】

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