明大が、2戦目で初勝利を挙げた。

先発の毛利海大投手(1年=福岡大大濠)が、粘って試合をつくった。

初回は味方の失策も絡んで1死一、二塁のピンチを迎えたが、そこから2者連続三振。「全部三振を取りにいくつもりでした」と明かした。

毎回、走者を背負いながらも3回まで無失点。4回は四球と連打で満塁となったが、押し出し四球の最少失点に抑えた。4回を被安打4の1失点、83球で降板。自己最速を2キロ更新する145キロをマークし「テンポが悪くなってしまったけど、最少失点でいけたのはよかったです」と話した。

東京6大学の代表として出場する全日本大学選手権(6月6日開幕・神宮ほか)のメンバー入りへ、大きく前進した。「先輩方が(リーグ戦で)かっこいい姿を見せてくれた。今日はいいアピールになったかなと思います」と話した。

打線は1-1で迎えた6回2死一、三塁、横山陽樹捕手(2年=作新学院)の左前打で1点を勝ち越した。さらに2死一、二塁で水谷公省(こうしょう)外野手(2年)が左中間を破る適時二塁打を放ち、さらに2点を追加した。水谷は「中盤に点が取れてよかった。横山が『水谷まで回す』と言って回してくれたので、しっかり打たないといけないと思いました」と話した。