中日は今季8度目の0封負けとなった。

先発した2年目上田洸太朗投手(19)が誤算だった。初回に先頭西川に死球をぶつけ、1死一、三塁で4番島内に先制打を浴びた。3回には再び先頭の西川を今度は四球で出し、同じ1死一、三塁から再び島内に適時打。リズムに乗れないまま3回4安打2失点、59球で降板となった。

救援5投手は無失点リレーで打線の反撃を待ったが、3度の得点機で打てなかった。特に、8回無死一、二塁では阿部寿樹内野手(32)、高橋周平内野手(28)、木下拓哉捕手(30)が3者凡退だった。立浪和義監督(52)は「2点に抑えたリリーフ陣は完璧。チャンスを何回か作った中で1本出なかった話。きょうはそこだけ」とため息をついた。

4番ダヤン・ビシエド内野手(33)が交流戦で打率3割3分3厘、2本塁打と調子を上げている。一方で、1番大島洋平外野手(36)がこの日も4打数無安打、2三振で、交流戦打率1割2分9厘と低空飛行が続く。4月27日阪神戦(甲子園)で右膝に死球を受け約1カ月リタイアした影響もある。「(戦列に)帰ってから、足が踏ん張れないのか、打球に力がないのが続いている。そのうち打つ選手ですから」。指揮官はリードオフマンの復調を辛抱強く待ちながら、2日楽天戦でカード勝ち越しに挑む。【伊東大介】

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