中日が1点差試合を制し、2カード連続で勝ち越した。本拠地5回限定の先発松葉貴大投手(31)が5回無失点で役割を全う。打線も3回までに3適時打で3点を奪い、リリーフを含めて守り切った。試合後の立浪和義監督(52)のコメントは以下の通り。

-僅差のゲームを逃げ切った

「序盤から3点を先制できたが、もう1点取っていればここまで苦しまなかった。(2番手)清水は2回行ってもらったが、結果的にピンチをまねいて、投手交代も含めて自分のミスで少し遅れたかなと思う。ただ、そのあとを投げた祖父江にしても1点を守ってくれた」

-打線が楽天ベテラン岸を攻略

「カーブ、チェンジアップ、ツーシームといろんなボールを使ってくる。好投手で徹底してボールを呼び込んで対応できた」。

-2回にすぐ追加点

「そう簡単に点を取れないと思っていた。タイムリーが出ないと言われるが、アリエルのけん制アウトの嫌な雰囲気の中で木下も適時打を打ってくれた。走塁ミスのあとの3点目は大きかった」

-松葉は5回でもう1イニングとはならない?

「本当は後の投手のことを考えて、6回までとは思っているが、ずっと6回にいくと必ずピンチをつくってしまうというのがあった。今日は2点ぐらい追加点があれば6、7回と考えていた。3点なら5回で代えようと。素晴らしいピッチングをしてくれているけど、今後は6回7回を投げてもらえるようになってもらいたい」

-1番岡林で大島を下げた

「大島の打撃の状態と足の影響も考えて今日は休ませた。しばらくは様子をみながらやっていきたい」

-アリエルがプロ初盗塁

「けん制のタイムだったり、細かいこともデータもある。荒木コーチがチャンスだと思っていって。そのわりにはぎりぎりだった。ああいう走塁は大きい」。

-根尾の遊撃スタメンは

「今いろんなことを言われるが中にいる自分しか分からないことはたくさんある。今年いろんなとこをやりながら、彼のいちばん力を出せるところをしっかりと選択して。仮に投手をやるにしても今やっている野手の練習は無駄にはならない。いろんなことに挑戦しながら、彼がいちばんこの世界で力を発揮できるというのを見極めてあげるのが自分の役割。外から解説者が見て、遊撃がいい、投手がいいと、いろんなことを言われるが、心配しなくても僕がいちばんよく見ている。ちょっとそっとしとって欲しい」