中日2年目の高橋宏斗投手(19)が、逆転勝ちを呼ぶプロ最多の10奪三振の力投で魅せた。柳田をスプリットで2打席連続空振り三振に斬るなど、降板する6回まで「毎回K」を重ねた。5回に一時逆転を許したが、クオリティースタート(6回以上自責3以内)の5安打2失点。中京大中京出身の地元のスターが、3万6205人で埋まったバンテリンドームを沸かせた。
だが、本人は反省の言葉ばかりを並べた。「調子自体はよくなかった。4回くらいからスプリットが落ちなくて点を取られることが多かったので、何とか修正したかったけどできなかったです」。3回まで完全投球。序盤は最速153キロの直球とスプリットで面白いように三振を重ねた。だが、1点リードの4回2死から中村晃に同点適時打。5回は周東、渡辺にスプリットが浮き、連続長打で勝ち越しを許した。近未来のエースに立浪和義監督(52)もあえて厳しい注文を出した。
「6回で2点と考えれば先発の役割は果たしていると思うが、四球だったりボールが先行して自分を苦しめるケースが続いている。克服できるようにやってもらいたいなと思います」
期待が大きいだけに、求めるレベルは高くなる。この日は6回104球。間隔を空けながら、100球が目安の登板が続く。一方で柳田、グラシアルの中軸からも2三振ずつ奪う球威はのびしろたっぷりで魅力的だ。「そこは自信にしたいと思います」。無駄球をいかに減らすかもリミッター解除の条件となりそうだ。
▽中日A・マルティネス(1回に先制の4号ソロ) 高く打球が上がったから、スタンドインするまで自分でも分からなかった。(入って)よかったです。
▽中日ビシエド(8回に左中間へ追加点の適時打) 少しバットの先だったけど、いいところに飛んでくれた。ナイスランの岡林にも感謝してるよ。



