西武隅田知一郎投手(22)は「魔の5回」となり、7敗目を喫した。4回1/3を9安打3失点。3月26日に初登板、初勝利を飾ってから、2カ月以上も恵まれていない白星は、また遠かった。「見せ球にしていた直球を打たれてしまった。厳しくいくのか、大胆にいくのかハッキリできなかった」と悔やんだ。

1-1の5回に先頭吉川の右前打を皮切りに暴投も絡み、4連打を浴びた。2点を失って降板した。試合前までの22失点のうち、12失点が4回に集中していた。魔の「4回」をポイントに挙げ、そこは細心の注意で無失点でしのいだ。しかし、次のイニングに試練が待っていた。

チームは今季4度目の挑戦も初の同一カード3連勝とはならず。8回呉念庭、9回オグレディのソロで反撃も、1点及ばなかった。巨人先発は菅野から急きょ、赤星に代わったが、辻監督は「右打者のシュートがやっかいだった。苦しめられた」と苦い表情だった。

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