楽天がシーズン折り返しの72試合目を迎え、勝負どころを見据えた大幅入れ替えを行った。田中将大投手(33)、安楽智大投手(25)、宋家豪投手(29)の主力3投手と和田恋外野手(26)を出場選手登録から抹消。福山博之投手(33)、森原康平投手(30)、内田靖人内野手(27)が出場選手登録された。

石井一久GM兼監督(48)は1日ロッテ戦で2失点ずつを喫していた安楽と宋家豪について「昨日の結果だけでは捉えていない。それこそ今日で72試合。半分、彼らの力がなかったら、なかなかこうやってチームもファイトできなかったと思うし。そこは、1回ちょっと少し空けようか、と。昨日だけじゃなくて、最近少しちょっと。心技体をそろえて、もう1度というところを考えないといけないのかなと思っていた。ちょうどいいところかな、と。そんなに長くは…期間は設けていないですけど、ただ、大事な戦力なので、そこはうまく整えてもう1回、こっちに上げられればなと思います」と説明。安楽と宋家豪が担ってきたセットアッパーの役割については「西口とソラ(鈴木翔)が、最近はすごく元気な球を投げているので。その辺で、まかなっていく」と話した。

また、田中将については「間を空ける狙い。(先発機会が)1回、飛ぶだけです」と説明した。指揮官は「ちょうど折り返しか。長いですね~。ここまでみんな一生懸命戦ってくれている。この先から、もっともっと大事なシーズンに入ってくると思う。ここからが勝負なので」と強調。球宴明けまで6連戦が予定されていないスケジュールで、シーズン佳境を見据えた入れ替えとなった。