西武松井稼頭央監督(47)が選手の「発信力」を高め、自主性を向上させていく。

19日、埼玉・所沢の球団施設で「コーチングコミュニケーション」とのテーマの研修を受けた。選手の可能性を引き出す手段など指導力向上を目指す内容。「有意義な3時間半でした。日々、選手とのコミュニケーションの中で僕たちも成長しないといけない」とかみしめた。

あらためて双方向のコミュニケーションの重要性を学んだ指揮官は「監督、コーチが言うだけでなく、選手がどう考えているかが大事」。自主性を育む手段として、選手が自らの言葉で発信する機会を増やす。口に出すには頭を使う。考える力も育まれる。指揮官は「やらされる練習より選手同士で意見を言うのがいい」。さっそく来春のオープン戦で取り入れたいプランも披露。「『今日の試合どうだったか』とか話してもらおうと思う」と思い描いた。

この研修を最前列で受けていたのは、松井監督、西口2軍監督だった。講師を務めた、元アメリカンフットボール日本代表コーチでNPO法人コーチ道の松場俊夫氏は「普通、偉い人は後ろの方とか、出ないこともありますが、松井監督と西口2軍監督が一番前の席を選んでいただけた。その時点で成功するいいチーム、強いチームだなと思った」と話した。

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