中日根尾昂投手(22)が22日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、550万円増の1850万円でサインした。

同投手は今年3月に内野手から外野手登録に変更。6月21日に投手登録に変更された。打者での成績は49試合47打席に立ち、打率2割、8安打、4打点。投手としては5月21日広島戦(マツダスタジアム)から25試合に登板し、1ホールド、防御率3・41を残した。投手では最速154キロをマークし、10月2日広島戦(マツダスタジアム)で初先発し、3回1安打無失点でシーズンを終えた。

「合算して評価をいただいた」。異例の二刀流査定を根尾は振り返った。加藤球団代表は、「野手の時と、投手になってからのそれぞれのポイントで金額を査定した。野手査定ではマイナス査定だったが、投手査定ではプラスだった」と、投手根尾が年俸アップにつながったことを説明した。

来季の根尾は投手専任。「(来季は)先発ローテに入ることが目標」と、きっぱり言い切った。背番号はシーズン途中に来季からの変更打診も。「変更なしでお願いした」と、背番号7で来季もマウンドに立つ。

みやざきフェニックス・リーグでは先発マウンドに立ち、沖縄での秋季キャンプでは身体作りに励んだ。12月にはエンゼルス大谷らも利用する米国シアトルにあるトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」に単身渡米。来年1月先輩大島との自主トレから卒業し、来春キャンプまでナゴヤ球場を中心にトレーニングを続ける予定だ。(金額は推定)

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