日刊スポーツ東北版で、毎週1回、楽天情報をお届けする「週刊イーグルス」。今回は23日、楽天生命パークで開催された「楽天イーグルスファン感謝祭2022」の模様をお届けします。

降雨の中でも、たくさんの笑顔がスタジアムのいたる所で咲いた。1万7438人を動員した感謝祭は「いつも以上が、ここにある」をテーマに掲げ、球場内外でイベントが開催された。外周で行われた「10秒チャレンジバトル」では、武藤敦貴外野手(21)らが、10秒間で色紙に何枚サインを書けるかなどに挑戦。終了後、武藤のサイン色紙をプレゼントされた下山未羽さん(22)は「今回で(武藤選手の)ファンになりました! 選手とふれ合えるだけでなく、新しく選手の魅力を知ることができてすごく楽しい」と目を輝かせた。

下山さんと一緒に訪れた佐藤茉里奈さん(22)は「イベントの中でサインを書いてプレゼントしてくれて、いい企画だと思った」と笑顔。13年以来の日本一を目指したチームは今季4位に終わり「シーズンを通して強いチームであってほしい。優勝と日本一を目指して頑張ってほしい」と、来季の飛躍に期待した。

悔しさとファンの願いを力に変える。銀次内野手(34)は「来年はもちろん日本一を目指す。皆さんの力もすごく必要なので応援してください! 最低3割打って、みんなを喜ばせたいと思います」と決意表明。則本昂大投手(31)は「来シーズンこそ期待に応えて、ファンの皆さんが満足のできるシーズンを過ごせるように頑張っていきたい」。10年ぶりの歓喜へ-。チーム一丸で再出発する。【相沢孔志】