日本ハムの清宮幸太郎内野手(23)が24日、23年を「ブラボーな1年」にすると誓った。函館市内でのトークショーに初出演。来場者に来季目標を問われると、サッカー日本代表DF長友のコメントを引用し「ブラボーな1年にしたい。長友さんばりに髪の色も変わっているかも。新球場1号も打って1年終わったときに『ブラボー』と言いたい」と意気込んだ。

野球以外のスポーツ観戦も好きで、23日夜のFIFAワールドカップ・カタール大会、日本-ドイツ戦もテレビ観戦。「前半は守備の時間が長くて疲れてそうだった。後半攻めのフォーメーションに変わり“森保マジック”だと思った」と振り返った。

実は、前半は生中継を見ていたが、リードされていたハーフタイムに入浴してしまい、風呂から上がると「2-1になっていて驚いた」と言う。劇的な勝ち越しシーンは見逃してしまったが、勝利の瞬間を目にし、森保采配の攻めの姿勢に刺激を受けていた。「バッターは来た球に反応するから、基本は受け身の立場だけど、攻める姿勢とか、こっちからピッチャーを動揺させる意識を持つことは大事。森保ジャパンを見ていて面白いと感じた」と、独自のサッカー観を披露した。

サッカー日本代表には、久保建英(21=レアル・ソシエダード)ら自分より年下の選手も名を連ね、実際にピッチで躍動している。「1年下や1年上とか同世代の人たちがゴールを決めたり、日本を背負って戦っている。野球でも村上や平良とか、日本を背負っている彼らからしたら、僕はまだチームを背負っている存在ではない。いち早くチームを背負って立てる選手になりたいなと思う」。史上最多高校通算111本塁打を記録したスラッガーも来季で6年目。北海道・北広島に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」初年度となる23年、世界を仰天させたサッカー日本代表、日本球界を盛り上げた最年少3冠王の同期村上に負けじと、大ブレークを目指す。【永野高輔】

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