ソフトバンク海野隆司捕手(25)が25日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1150万円から150万円増の来季年俸1300万円でサインした。

海野は3年目の今季、自己最多で捕手としてはチーム2番目の47試合に出場。プロ初本塁打もマークした。印象に残るのが、優勝マジック1で迎えた10月1日西武戦だ。「終盤で出るということがほとんどで、その中で勝った試合もあれば逆転負けした試合もありますし、怖さというのは知ったのかなと。1球で試合が決まってしまう怖さとか、そういうのが知れたのが一番大きいですね」と、大きな経験を積んだ。

DeNAからは国内フリーエージェント(FA)権を行使した嶺井の加入も決定。来季に向けては「競争はすごく激しくなると思いますし、その中でもやっぱり拓さん(甲斐)だったり嶺井さんたちに勝っていかないと残れない世界なので。なんとかそこに食らいついて、しっかり春からアピールしていきたい」と気合は十分だ。

捕手争いを勝ち抜くためにも「1人立ち」を掲げた。過去2年間、自主トレで師事してきた甲斐から離れることを決意。「率直に、自分が言うのもなんですけどライバルというのもありますし。学びたい、一緒にやりたいというのもあるんですけど、拓也さん(甲斐)に勝っていかないといけない。一緒にやっていても勝てないかなというのはあるので」。強い覚悟を持って、23年シーズンに臨む。(金額は推定)

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