楽天の炭谷銀仁朗捕手(35)が27日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円増の1億円(金額は推定)でサインした。

移籍2年目の今季は98試合に出場し、打率2割3分7厘、4本塁打、18打点。年間通じて正捕手の座を守った。「今年1年こうやって戦えて、体的にも問題ないことを僕の中で再確認できた。もう35歳になりましたけれど、自信がもう1回取り戻せました」。シーズン中も練習量を増やし、開幕スタメンのルーキー安田悠馬(22)や、太田光(26)らの若手捕手陣を引っ張った。

来季に向けても、「何回も優勝したチームではないですけれど、これからどんどん強くなるために、常にAクラスにいられるように」と、西武や巨人での経験を含めて、さらに還元していくつもりだ。「若い選手にはもっとハングリーさを持ってほしいですよね。それによってもベテランですけれど譲ってたまるかとなりますし。負ける気はない、負けたくない」。個人成績においても「(ヤクルト)村上くんを超えます。そのくらいの気持ちがないと…。あんまり言わんとこ」と、意識を高く持ってリーグ制覇に挑むつもりだ。【鎌田直秀】

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