阪神の中野拓夢内野手(26)が30日、スピードアップ賞の打者部門に選ばれた。日本野球機構(NPB)が試合時間短縮への貢献を表彰するもので、打者部門は「レギュラーシーズンにおいて最も相手投手の平均投球間隔(無走者時)が短かった打者(規定打席以上)」が選考条件となり、中野は11・5秒だった。

中野は「打席の中で、自分の役割を果たそうと集中して投手と対戦できた結果だと思うので、受賞することができてうれしい。走攻守でスピード感あふれる、スピーディーなプレーを意識して頑張っていきたいと思っていますので、引き続きご声援よろしくお願いします」と、球団を通じコメントした。

プロ2年目の今季は遊撃のレギュラーとして、主に1、2番を任された。135試合に出場し、打率2割7分6厘、6本塁打、25打点、23盗塁を記録し、セ・リーグでベストナインにも初めて選出された。来季は岡田彰布監督(65)の新体制のもと、二塁にコンバートされ、今季以上にチームを引っ張ることが期待されている。

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