1億円プレーヤーとして新球場の開幕マウンドへ向かう。日本ハム加藤貴之投手(30)が30日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸7300万円から「金額は全部で1億3500万円で契約しました」と、6200万円の大幅アップを勝ち取ってサインした。

これまで先発や中継ぎ、ショートスターターを務めるなど、さまざまな役割を果たした中で、プロ7年目を終えて年俸が大台を突破。「本当に裏方さんを始め、トレーナーの方、コーチの方、すべての人に感謝。僕1人で取った金額ではないので、感謝したいと思います」と、話した。

今季は2年連続でシーズン規定投球回をクリア。キャリアハイの8勝を挙げ、与四球数は147回1/3を投げて、わずかに11個で、規定到達投手では72年ぶりにシーズン最少与四球数を更新した。新庄剛志監督(50)も「左のエース」と信頼を置き、すでに来季の開幕投手を通達&公表済みだ。

新球場「エスコンフィールド北海道」で新たな歴史の幕開けを飾る加藤貴は「新球場の1発目を投げさせてもらうのは、本当に光栄なことだと思っているので、しっかり練習して、ふがいない投球をしないように頑張りたいと思います」。大注目の開幕マウンドへ向けて、名実とともに一流プレーヤーの仲間入りを果たした左腕は今オフも万全の調整を進める。(金額は推定)

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