広島上本崇司内野手(32)が1日、マツダスタジアムで契約交渉を行い、1500万円アップとなる2900万円(金額は推定)で更改した。初の大幅アップに「うれしかったというのと同時に、来季もまた頑張ろうと思いました」と笑顔。ただ、使い道を聞かれると「貯金します。(厳しい世界なので)いつクビになるか分からないので」と苦笑いだった。

プロ10年目の今季は初の開幕スタメンとなり、開幕6連勝と好発進したチームに原動力となった。自己最多94試合に出場し、昨年までの通算打席数を上回る300打席に立ち、3割7厘。プロ初を含む2本塁打、18打点と、打撃3部門すべてでキャリアハイをマークした。42試合に先発した中堅のほか、三塁、二塁、遊撃、左翼、右翼で先発出場するスーパーユーティリティープレーヤーとして存在感が際立っていた。それでも「手応えはなんとなくはあるんですけど、規定打席に立っているわけではないので、まだまだかなと思っています」と表情を引き締めて会見場を後にした。

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