西武呉念庭内野手(28)は来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本との対戦を熱望した。

すでに故郷の台湾からは「力を貸して欲しい」と代表入りの要請を受けた。「出るつもりでいます。日本との対戦が一番の目標」と力を込めた。

日本との対戦を実現させるには1次ラウンドを突破する必要がある。台湾はオランダ、キューバ、イタリア、パナマのA組。「なかなか強敵が多い中、勝っていかないといかない」と思い描く。自主トレでは台湾に戻る。WBCを見据えて「1月の後半ぐらいからピッチャーの球を打つようにしていく」と例年よりも早めの調整を心がける。

呉念庭は台湾で中学卒業後、共生(岡山)に留学。その後、第一工科大を経て、15年ドラフトの7位で西武に入団した。「日本でも台湾でもいろんな人にお世話になった。国際試合で活躍するところを見せたい」。台湾と日本をまたがって育った。支えてくれた人に感謝を示す舞台としたい。