西武今井達也投手(24)が「先発平良」の活躍を予見した。来季にセットアッパーから転向する剛腕。その適性は未知数な部分もあるが、「彼だったら、大丈夫だと思う」と語った。

根拠もある。「負担の掛かり方、疲れ方は中継ぎと違う部分はある」とした上で、中6日で投げることのメリットが大きいと考える。「トレーニングをするのが好きな子なので」。救援投手は基本的にチームに同行して試合に備えるが、先発は違う。次の登板までじっくりトレーニングに費やせる時間もできる。「残留練習とかあるので、いい環境なのではないかなと思います」と説明した。

加えて野球に勉強熱心な部分もある。「彼なりに毎日、毎日、勉強もしていると思う。たぶん(高橋)光成さん、(菊池)雄星さんとかにもアドバイスを求めていたりもしていると思う」。人一倍考えながら、人にも聞きながら、成長を模索してきた平良の姿を知っている。

チームとしては頼もしい「セットアッパー平良」が抜けることになるが、大きな影響が出るとは思っていない。球宴初出場も果たした本田、新人王の水上、守護神増田といる。「それで7、8、9回はいいんじゃないかと思っている」と一切、心配はしていない。

かねて平良から先発転向の思いを聞いてきた。だからこそ「個人的にはうれしかったですね」。同じ先発として切磋琢磨(せっさたくま)する仲間であり、そしてライバルにもなる。「負けないように頑張りたいと思います」。背番号も「11」から「48」に変えて挑む来季。強力な刺激も糧に、大きな飛躍の年にする。

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