オリックス平野佳寿投手(38)が7日、大阪市の球団施設で契約更改交渉に臨み、2000万円増の年俸2億2000万円でサインした。

年俸変動制の2年契約を新たに結び、出来高払いもついた。複数年契約は本人が希望。球団がすぐ快諾してくれたといい「こういう(交渉の)席で一番うれしかったくらいの契約だった」と笑顔を見せた。

メジャーから復帰して2年目で、チーム最多の48試合に登板。28セーブ(S)はリーグ3位。夏場以降はコンディション不良が続いて8月以降は3Sにとどまったが貢献度の高さを評価された。4月に日米通算200Sを達成。最終的に同221Sまで伸ばし、名球会入り資格まで残り29と迫った。「近づいているのは励みになる。それが通過点になるようなシーズンにしたい」と意気軒高だった。

日米通算200ホールドにもあと2と迫っている。前人未到の「200・200」は来年早々にも達成見込み。セーブ、ホールドともにこだわりを持つリリーフ右腕は「両方を後押ししてくれる契約になったと思うし、まだまだ頑張ってくれというハッパでもある。若手に負けないように頑張る」と球団に感謝した。(金額は推定)

【契約更改 最新情報】はこちら>>