ロッテ佐々木朗希投手(21)が14日のオリックス戦(午後6時開始、ZOZOマリン)での今季2度目の先発登板に向け、「自分のピッチングをできるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。13日、西武-ロッテ3回戦(大宮公園)の試合前に前日調整。入念なストレッチ、筋力トレーニングやダッシュなどで汗をかいた。ブルペンには12日の西武戦前のベルーナドームで入り、変化球を含めた約20球を投げた。

オリックスの予告先発は山本由伸投手(24)。WBCの侍ジャパンで「先発4本柱」として世界一を導いた2人の直接対決が実現する。NPB右腕頂上決戦といっても過言ではない。3月20日のWBCメキシコ戦では2人でリレー。試合後には殊勲のサヨナラ打を放ってインタビューを受けるヤクルト村上宗隆内野手(23)のもとへ、スポーツドリンクが入ったタンクを2人で運び、祝福シャワーを浴びせるほど息の合った連携も見せていた。「完全試合男」と投手4冠「沢村賞男」の直接決戦は初となる。

昨年のオールスター出場時に実現した対談で、2人の印象については、こう語りあっている。

山本 そうですね、僕はとにかくゼロで抑えることに専念するしか。専念して、ワンチャンス、野手の先輩方に頑張ってもらいたいと思います。

佐々木朗 そうですね、僕より打線に頑張ってもらいたいなと思います。

お互いの投球については褒め合った。

山本 いや、やっぱり、あの、ストレートなかなか、みんな弾き返せてなくて、ファウルになったり空振りになったり、凡打になったり、そういうのがすごい確率高いので、すごく理想の投球だなと思っています。

佐々木朗 全球種、勝負球になりますし、コントロールがすごく良くて、球も速くて、欠点が全然ないので、ピッチャーとして完璧だなと思います。いやもう、全部がすごいので。もう、だいぶすごいのに慣れちゃったっていうのもあるんですけど、すごいじゃないですか。全部カウントを取れますし、決め球にもなるので。僕なんか、まっすぐとフォークしか投げれないので、すごいなと思います。

山本 いや、なんかあの、いい選手の共通点って、みんななんか、褒めてくれるじゃないですか。だからあまり真に受けず、練習頑張ります。